化学物質による臭い
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家の中の化学物質
最近、家の中の空気は、大気の何10倍も化学物質で汚染されているという研究
結果が、発表されたそうです。これらの化学物質を含む空気は、呼吸のチェック
機能がないので、口や鼻を通して直接肺から血管内に入ります。皮膚からの30
倍・口からの10倍だそうです。しかし、鼻から入る場合などは、臭いを感じる事
により有効なチェック機構となります。こうゆう場合に臭いが大変、重要な役割
をはたす事になるんです。臭い=危険のバロメーターです。(臭いのしない化学
物質もいっぱいありますが。)
私達の身の回りには、たくさんの化学物質が存在しています。その中でも特に、
身近にあるのが家の中の化学物質です。代表的なものが建築資材に含まれる
ホムアルデヒド、抗菌グッズ、スプレー式の殺虫剤、香取線香、衣類用防虫剤、
消ル臭剤、芳香剤、防腐剤等です。私達が気がつかないところで大量の化学物
質が使われているのです。
これらの化学物質は、私達に便利な生活を提供してくれるものもありますが、そ
れと同時に体に対して、大変な害(アトピー、ぜんそく、化学物質過敏症)を与
えたりしてるんです。皆さんもこれらのことを頭に入れて使用されればいいかと
思います。
家の中の化学物質対策
●ホルムアルデヒド(新築住宅・リフォーム・転居がきっかけ)
この物質は防カビ剤や壁紙の接着剤などにもよく使われていますが、臭いの強い
場合など目鼻に強い刺激を与えたり、涙が出たり咳き込んだりします。ひどい場
合は、5分ぐらいで気道障害が発生して呼吸困難等を引き起こしたりします。
対策としては、部屋の温度を上げてホルムアルデヒドを強制的に揮発させて換気
をするという方法があります(定期的に必要)。どちらにしろ、換気はこまめにお
こなってください。
また、植物は二酸化炭素とともにホルムアルデヒドなどの化学物質を吸収・浄化
する働きがありますので、観葉植物を部屋に置いてみてはいかがでしょうか。
●殺虫剤
ほとんどの殺虫剤がピレスロイド系を使用しています。これらは、目や鼻やのど
を刺激して、頭痛・めまい・嘔吐・むかつき・意識混濁・痙攣などを与える事があ
ります。
燻煙式殺虫剤なども狭い場所で使用するとアレルギーの悪化要因になったりし
ます。
狭い場所や気密性の高い部屋で大量に使用する事は、避けた方がいいと思わ
れます。もし使用される場合などは、換気を十分するようにしてください。
●衣類用防虫剤
ほとんどがナフタリン、パラジクロルベンゼン、ピレスロイド系を使用しています。
これらは発ガン性があります。防虫剤を多用したタンスが寝室に置いてあり、睡
眠中に吸い続けて発病したりすることもあります。
最近は、臭いがしないものもありますので、衣類をきる時は一日ぐらい干してか
らにしてください。
●芳香剤
一般に芳香剤には化学合成香料が使用されています。これらは、強い香りが常
に嗅覚神経を刺激したり、異臭を香料でごまかしたりしています。異臭が強い
場合は、香料と混ざっていっそう不快な臭いになり、常に臭覚脳神経を刺激す
るため、疲れ・変頭痛・吐き気を催します。
また、その他の体への影響の程度があまり分っていない事もありますので、狭
いトイレや部屋などでは使用はかえって逆効果になる可能性がありますので使
用量(大量に使用してはダメ)には、十分、気をつけてください。
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★すべてにに共通する対策は、原因物質を「除去」し、効果的な「換気」を行うこ
とです。観葉植物を置いて下さい。どうしても、換気ができない場合、化学物質
も除去できる空気清浄機を使用する事をおすすめします。また、どうしても化学
物質を含むものを使用しなくてはならない場合は、出来る限り使用量を控えめに
した方がいいと思われます。
また、体に吸収された化学物質を出来る限り、排出さす為には運動や入浴、低
温サウナなどで汗を出す事が効果的と言われています。